みなさんこんばんは。
宇宙ビジネスMEDIA編集長の池田 真大(いけだ まさとも)です!
今回は宇宙産業も手掛けているOKIのAIに関するリリースをお届けします。
宇宙ビジネスMEDIAで企画しているAI関連の記事にピッタリなので掲載します!
みなさんはAI活用していますか?
個人で使いやすいのはOpen AI社のChatGPTやGoogle社のGemini、Anthropic社のClaudeが有名ですね。
画像や動画、音楽や音声、スライドや図解など生成AIのジャンルも幅広くなってきていて、LLM(大規模言語モデル)も進化しまくっているので、あまり活用していない方は是非ともまずは使いまくってみて欲しいなと思っています。(AIって便利でめっちゃ頼りになりますよ!)
宇宙企業のAI活用、宇宙分野でのAI、宇宙企業が手掛ける身近なAIビジネス、宇宙もAIも身近に感じた方が楽しくなるはずです✨
リリース
東武鉄道株式会社(本社:東京都墨田区、社長:都筑 豊、以下 東武鉄道)は、沖電気工業株式会社(本社:東京都港区、社長:森 孝廣、以下 OKI)と丸紅ネットワークソリューションズ株式会社(本社:東京都文京区、社長:長尾 頼明、以下 丸紅ネットワーク)が、共同開発した高精度・リアルタイムなAI画像処理により踏切内の滞留を検知・監視する「踏切滞留AI検知システム」(以下、本システム)を導入し、2025年1月16日より、東武鉄道の4か所の踏切で本格運用を開始します。
これにより、リアルタイムに踏切内を監視することができ、踏切事故削減に貢献します。
本システムは、骨格検知技術やAIエッジ技術などを活用し、踏切に設置したカメラの映像をその場で高精度かつリアルタイムにAI画像処理することで、踏切遮断桿降下後、踏切内に滞留する人を検知し、直ちに特殊信号発光機※1と連動して接近する列車の運転士へ異常を知らせることができます。
これにより、踏切内での人、自転車等の滞留に起因する事故の削減が期待されます。
また、本システムは汎用カメラなどを使用するため、設置が容易かつ比較的安価に導入することができます。
これまでは、主に人、自転車が通行する踏切では、踏切障害物検知装置※2が設置されていないため、列車の運転士に異常を知らせる場合は、その場に居合わせた他の人による非常ボタンの押下の方法のみでした。
OKIと丸紅ネットワークは、東武鉄道の踏切で約1年に渡り本システムの実用化に向け、本番の運用に近い形で導入試験を行ってまいりました。
東武鉄道は、導入試験の結果、実運用化が可能と判断し、今回、本格運用開始となりました。
3社は、踏切道のさらなる安全確保のため、デジタル技術を活用しながら安全性の向上に努めてまいります。
※1:特殊信号発光機
踏切道内における異常を列車の運転士へ伝える信号装置。
異常発生時に点灯して停止信号を現示する。
※2:踏切障害物検知装置
踏切内の支障物(自動車など)を自動的に検知して、踏切道内における異常を列車の運転士へ伝える保安設備のこと。
(提供:沖電気工業株式会社:システム概要図)
【本番導入 設置箇所】
1.伊勢崎線第96号踏切道(所在:埼玉県越谷市袋山1021)※大袋駅〜せんげん台駅間
2.伊勢崎線第112号踏切道(所在:埼玉県春日部市備後2004-20)※武里駅〜一ノ割駅間
3.東上線第24号踏切道(所在:東京都板橋区常盤台3-2-5)※ときわ台駅〜上板橋駅間
4.東上線第113号踏切道(所在:埼玉県富士見市上沢1-4066-1)※鶴瀬駅〜ふじみ野駅間
【東武鉄道株式会社 概要】
会社名:東武鉄道株式会社
本社所在地:東京都墨田区押上二丁目18番12号
代表者:代表取締役社長 都筑 豊
事業内容:鉄道事業、生活関連事業
URL:https://www.tobu.co.jp/
【沖電気工業株式会社 概要】
会社名:沖電気工業株式会社
本社所在地:東京都港区虎ノ門一丁目7番12号
代表者:代表取締役社長 森 孝廣
事業内容:パブリックソリューションおよびエンタープライズソリューション、
コンポーネントプロダクツ、EMSの各分野における製品の製造・販売、
システムの構築・ソリューションの提供、工事・保守・その他サービスなど
URL:https://www.oki.com/jp/
【丸紅ネットワークソリューションズ株式会社 概要】
会社名:丸紅ネットワークソリューションズ株式会社
本社所在地:東京都文京区後楽二丁目6番1号
代表者:代表取締役社長 長尾 頼明
事業内容:ネットワークアウトソーシング事業、モバイルネットワーク事業、運用サービス事業
URL:https://www.marubeni-network.com/
あとがき
踏切内の車両や人物の滞留を検知するAIの本格運用のスタートです。
踏切内での事故は毎年少なくはないと感じているので、まだ4箇所での導入ですが全国的に広がって踏切内での事故ゼロにつながってほしいですね!
踏切内での電車との接触事故を防ぐために非常停止ボタンがありますが、第三者に依存した運用では最善とは言えない状況をAIが打破してくれます。
事故を未然に防ぐことで、電車を利用する多くの人たち、日常的に踏切を渡らなければならない人々に安全が提供されることにつながって、『AI凄いじゃん!』から『AI使うの当たり前』になっていってほしいですね。