皆さん、こんにちは!
突然ですが、月についてどのくらいご存知でしょうか?
一言に月といっても種類が豊富で、満月や三日月といった誰もが耳にしたことのある、馴染みのあるものだと思います。
晴れた夜空に浮かぶ月はとても綺麗ですよね。
今回は月の魅力について、深く追求していきたいと思います!
月の満ち欠け🌗
月の満ち欠けを紹介する前に、そもそも月とは何なのか簡単に説明します。
月は地球から約38万kmの距離(地球の直径約30個分)を回る衛星で、地球から一番近いところにあります。大きさは地球の約4分の1、重さは地球の約80分の1ほどの天体です。
また、人類が地球以外で降り立ったことのある唯一の天体でもあります。
日や場所によって月の見え方が違うことをご存知でしょうか?
月は約1ヶ月で地球を公転し、太陽の光を受けている部分を地球上から見ることが出来ます。
そして月の満ち欠けによって、見え方が毎日変化しているのです。
月の満ち欠けは約29.5日で周期が変動しています。急に長くなったり短くなったりはせず、1年ほどかけてゆっくり変動します。また、満ち欠けにも種類があり、新月から始まり、三日月、上弦、十三夜、満月、十六夜、下弦へと月の形が日々変化します。
・上弦の月
新月(何も見えない)から始まり、およそ7~8日程で右半分が輝く上弦の月になります。
地球からおよそ90度の位置にあります。
・十五夜(満月)
新月から数えて15日目の夜。満月です。中秋の名月と呼ばれる時期もあります。
・下弦の月
新月から数えておよそ22~23日で左半分が輝く下弦の月になります。
地球からおよそ270度の位置にあります。
月の模様🐇
満月を見たとき、日本では餅をつくウサギの模様があると言われてきました。
そう見えている理由は知ってますか?
日本と同じように世界の国々もいろんな物に見立てています。
ここではそれを紹介します!
模様の紹介🦀
・餅をつくうさぎの模様
日本、韓国で呼ばれています。
・カニの模様
南ヨーロッパで呼ばれています。
・本を読む女性の模様
北ヨーロッパで呼ばれています。
・ワニの模様
南アメリカ、北アメリカインディアン、インドで呼ばれています。
・ほえるライオンの模様
アラビアで呼ばれています。
・髪の長い女性の模様
南ヨーロッパ、北アメリカで呼ばれています。
いろいろな模様を紹介してきましたが、想像出来ましたか?
下の模様は、私では見つけられませんでしたが他の国ではまだ色々な形で呼んでいるみたいです。
その一部を紹介します。想像してみてください!
・犬の模様
→モンゴルで呼ばれています。
・編み物をしている女性の模様
→インドネシアで呼ばれています。
・ロバの模様
→南アメリカで呼ばれています。
・ヒキガエルの頭と前足の模様
→中国で呼ばれています。
同じ月でも、国によっていろいろ見方が変わり面白いですね。
日本では一般的に餅をつくうさぎですが、人によっては見てる形は違うかもしれません。
今度、満月を見上げた時いろいろな形を考えてみても面白いですね!
模様の秘密💡
月の模様は、月にある黒い模様によっていろいろな物に例えられてきました。
月の暗い模様は、月が誕生した頃にできた非常に大きなクレーターです。クレーターに玄武岩と呼ばれる黒い岩石が満たしてできた地形です。
月の白っぽく見える所は、斜長岩と呼ばれる白い岩石でできています。
珍しい月😳
皆さん月を見ますか?
稀に珍しい月が見られるそうなんです!
「スーパームーン」はSNSなどで話題になっていましたよね?
いつどんなとき観測できるか知っていますか?
これから、珍しい月の数々を紹介していきます!
スーパームーン🦸♂️
スーパームーンとは、月と地球が一番近い時の満月および新月の状態を指します。
マイクロムーンに比べて大きさが約14%大きく、約30%明るいそうです。
次に観測できるのは、2021年5月26日の予定です。
マイクロムーン💫
マイクロムーンとは、月と地球が一番遠い時の満月および新月の状態を指します。
ちなみに「スーパームーン」と「マイクロムーン」という用語は天文学の正式な用語ではなく、占星術に由来するものらしいです。
次に観測できる日は未定です。スーパームーンに比べて暗く、小さいので知名度がなく、話題にもならないみたいです。悲しい月ですね。
ブルームーン🔵
ひと月に満月が2回含まれることをブルームーンと呼んでいます。
必ずしも青い月をブルームーンと呼んでいるわけではないようですが、大気中の塵の影響により月が青く見える現象もブルームーンと呼んでいます。
かなり稀でいつ起こるか予測できないものの、月が青く見えることがあると
されています。
次に観測できるのは、2023年8月31日の予定です。
ストロベリームーン🍓
アメリカ圏の6月の満月をストロベリームーンと呼んでいます。
北半球では、6月に大気の影響によって最も赤っぽい月が見られるようです。
次に観測できるのは、2021年6月25日の予定です。
ブラッドムーン🔴
ブラッドムーンとは、太陽=地球=月が一直線に並ぶ現象(皆既月食)のことです。
地球の影が月にかかることで、赤銅色に見えるようです。
次回:2021年5月26日の予定です。
スーパーブルーブラッドムーン🩸
2018年1月31日の皆既月食はスーパーブルーブラッドムーンと呼ばれています。
日本では約35年ぶりに観測できたそうです。実際に見た人は運が良かったですね。
地球照(ちきゅうしょう)🌏
月の欠けて暗くなっている部分が地球に照らされ、うっすらと見える現象のことです。
地球で反射した太陽光が月にまで到達し、その光がさらに月面で反射されて、
再度地球にまで戻ってくることによって生じるようです。
日本では冬期に観察しやすく、天体観測を意識しない一般の人でも見ることが
できるようです。冬に見ることができるのは、乾燥して空気が澄んでいることや、冬の夕方の黄道は三日月が高い位置に見えるためらしいです。
月光環(げっこうかん)🏮
満月または満月に近い状態の月の時によく見られる現象のことです。
月が高積雲や薄い高層雲など、水滴でできた雲に覆われたときに発生するようです。
日食🌖
太陽が月によって覆われて太陽が欠けて見えたり、全く見えなくなったりする現象のことです。
太陽=月=地球が一直線上に並ぶと日食が起こるようです。
交点付近に来るのは約半年に1回ですから、日食も約半年に1回ということになります。
月食🌑
地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることにより、月が欠けて見える現象のことです。
太陽=地球=月が一直線に並ぶと月食が起こるようです。
交点付近に来るのは約半年に1回ですから、月食も約半年に1回ということになります。
アメリカ先住民の満月の呼び方と不思議な力🔮
いつも私たちが見てる月は形が様々で、日本では「満月」「半月」「三日月」など色んな呼び方がありますね。
では毎月見ることのできる「満月」には別名があるのをご存知でしょうか?
アメリカの先住民は満月に名前をつけ、季節毎の農業や狩猟の目安にしていました。
ここからは満月の呼び名とその由来について一覧表で紹介していきたいと思います!
月 | 英名(和名) | 由来 |
1 | Wolf Moon(狼月) | 真冬のオオカミの食糧不足を嘆いた遠吠えが聞こえるため |
2 | Snow Moon(雪月) | 雪の天候が最も多く、食糧不足になるため |
3 | Worm Moon(芋虫月) | 冬が終わり雪が溶け、虫が顔を出す季節のため |
4 | Pink Moon(桃色月) | 早咲きであったフロックス(Phlox)のピンクの花に似ているため |
5 | Flower Moon(花月) | 多くの花が咲くため |
6 | Strawberry Moon(苺月) | イチゴの収穫時期のため |
7 | Buck Moon(男鹿月) | オスの鹿の角が生え変わる時期のため |
8 | Sturgeon Moon(チョウザメ月) | チョウザメが成熟する頃であり、漁が行われるため |
9 | Harvest Moon(収穫月) | 作物を収穫する時期のため |
10 | Hunter’s Moon(狩猟月) | シカやキツネなどの狩猟に適しており、狩猟が多く行われるため |
11 | Beaver Moon(ビーバー月) | ビーバーの巣作りに勤しむ姿が見られるため |
12 | Cold Moon(寒月) | 冬が到来し、寒い夜の時間が長くなるため |
どうでしょう!知っている月はありましたか?
ピンクムーンやビーバームーンはアメリカらしいユニークな発想ですよね。
アメリカの先住民以外でも満月に名前を付ける人々は多く、呼び方はその地域に住む人々の生活や環境によって異なってきます。
また、これらの満月は農業や狩猟の目安だけではなく不思議な一面も持っています。
満月の持つ不思議な力とキーワード🔑
皆さんは満月を見て神秘的だと感じたことはありませんか?
上記で紹介した「満月」は人々の願い事を叶える不思議な力があると言われています。
続いてはそれぞれの満月の持つキーワードと特徴を紹介していきます!
・1月(ウルフムーン/Wolf Moon)
「自信」「存在感」「リーダーシップ」「情熱」「表現力」「個性」「輝き」「喜び」
自信を持ちたい人や表現力を豊かにしたいなどを願う人は”1月”。
・2月(スノームーン/Snow Moon)
「調整」「整理整頓」「秩序」「分析」「自律」「反省」「事務」「細かい作業」
反省したいことや物事を整理したい人は”2月”。満月を見て気持ちを整理してみるのもいいですね。
・3月(ワームムーン/Worm Moon)
「金運」
金運をアップさせたい人は”3月”。
実際にワームムーンの写真を待ち受け画面にするのもオススメ!
・4月(ピンクムーン/Pink Moon)
「恋愛運」「幸せ」
恋愛運のアップや幸せを願う人は”4月”。かわいい名前と花開く季節にピッタリですね。
・5月(フラワームーン/Flower Moon)
「秘密」「変化」「絆」「性」
今の恋人との変化を望む人や親友との絆などで悩んでる人は”5月”。
・6月(ストロベリームーン/Strawberry Moon)
「恋愛成就」「恋愛」「運勢」
恋愛成就を願っている人は”6月”。好きな人と離れていても、同じ時間に満月を見ていると願いが叶うと言われています。
・7月(バックムーン/Buck Moon)
「健康」「仕事」
健康面や職場環境に不安を抱えている人は”7月”。
・8月(スタージョンムーン/Sturgeon Moon)
「自由」「友情」「平和」「オリジナリティ」
友好関係を広めたい人や新しいビジネスで成功したい人は”8月”。
・9月(ハーベストムーン/Harvest Moon)
「許容」「浄化」「無償の愛」「アート」「多様性」「安心」
何かを許したい人や許されたい人、癒しを求めている人は”9月”。
・10月(ハンターズムーン/Hunter’s Moon)
「お金」「物」「所有物」「蓄積」「資金」「センス」「独占欲」
何か欲しいものがあったりどうしても手に入れたいものがある人は”10月”。
・11月(ビーバームーン/Beaver Moon)
「コミュニケーション」「協調性」「社交性」「行動力」「人間性」
職場での悩みや人間関係での悩みのある方は”11月”。
・12月(コールドムーン/Cold Moon)
「家族」「家庭」「安定」「成長」「育成」「親密」「慈愛」
安定を求めている人や成長を望む人は”12月”。
自分に合う満月はありましたか?
これらのキーワードに合う願い事がある場合は思い浮かんだ願い事を紙に書き、満月に向かって読み上げ、その後すぐに紙を破り捨てると願いが叶うと言われています。
なかなか人には言えない相談事がある人は満月を見て気持ちを整理し、一度落ち着いて考えてみてはいかがでしょうか。
祈ってみるともしかしたら現状を変える不思議な事が起きるかもしれませんよ。
日本でも昔から「満月」は神秘的な扱いをされており、季節の特徴やその時期に採れる作物などに由来して名前が付けられています。
毎月見る事のできる満月ですが昔の人々の月に込めた願いやその背景などを考えながら見てみるとまた少し違った楽しみ方ができるかもしれませんね。
まとめ📚
今回は月の魅力に関する内容を取り上げました!
皆さん、興味を持っていただけたでしょうか?
また、自分に合う月は見つかりましたでしょうか?
月を観察するときに、形や色、見え方などを意識してみると
新たな発見があって面白いですよ。
では、また次回お会いしましょう!!
【参考文献】🔍
宇宙の不思議!月はどうやってできたの? | 『宇宙兄弟』公式サイト
ストロベリームーンとは? 今夜は満月。「赤く」なるわけではない?
「ブラッドムーン」が7月28日未明、日本でも見られる。時刻と場所は?
満月の名前は毎月違う?月の名前の色々!月の英名・和名!月の名称の様々なうんちく