みなさん、こんにちは!
今回も前回に引き続き食がテーマですが、人が日々営む暮らし向きについて食というキーワードで貫いたまったく新しい生き方に迫ってみました!
それを語る上で、フードテックという概念にも新たにフィーチャリングしてます。
さぁ、ますます目が離せない宇宙メディア。どんどん加熱していきますのでお見逃しなく!
まずは前回特集した宇宙日本食を購入できる場所を紹介したいと思います。
宇宙食が購入できる場所
東京で購入できる場所
・宇宙の店
宇宙の店では宇宙食以外にもJAXAのロゴグッズや宇宙服のレプリカなど様々な宇宙関連の商品を買うことができます。
実店舗が浜松町駅から直結する世界貿易センターの14階にありますが、通販もしています。
場所:東京都港区 浜松町2丁目4-1
・TeNQ宇宙ストア
水道橋駅西口からすぐ近くの黄色いビル6階、TeNQ宇宙ミュージアム内にあります。ミュージアムを見学しなくてもショップに入ることができます。
様々な宇宙に関する商品がありますが、レジの近くに宇宙食があります。
場所:東京都文京区後楽1-3-61 黄色いビル 6F
・日本科学未来館ミュージアムショップ
日本科学未来館1階にミュージアムショップがあります。
現在来館には事前予約が必要なので、館内を見学したい方は注意してくださいね。
場所:東京都江東区青海2-3-6 日本科学未来館
その他関東で購入できる場所
・JAXA宇宙センターUNiBO
茨城県つくば市にJAXA筑波宇宙センター店と、鹿児島県にJAXA種子島宇宙センター店があります。
JAXA筑波宇宙センターではプラネットキューブ内にUNiBOがあります。
現在、事前予約制で予約のない人は入館することができないので行く際は予約を必ず行ってください。
場所:茨城県つくば市千現2-1-1 JAXA筑波宇宙センター内
UNiBOは通販もあります。
・千葉市科学館ミュージアムショップ
JR千葉駅から徒歩15分の場所にある、複合施設「Qiball(きぼーる)」の7階にあります。
7階にはプラネタリウム、10階には宇宙に関する展示もあります。
場所:千葉県千葉市中央区中央4丁目5番1号【複合施設「Qiball(きぼーる)」内7階から10階】
北海道で購入できる場所
北海道の道の駅でも購入することができます。
・コスモール大樹
大樹町は大樹町多目的航空公園内に宇宙実験場があり、航空宇宙関連の実験が行われています。
そのため大樹町の道の駅、コスモール大樹では宇宙関連のグッズなどを取り扱っています。
場所:広尾郡大樹町西本通98番地(国道236号沿い)
またAmazon、楽天市場、東急ハンズの通販でも買うことができます。
今はコロナの影響で外出を控えたいと思ってしまいますよね。
そんな時、通販サイトで宇宙食を見るだけでもわくわくできますよ。
しかし実物を見て購入するのも楽しいですよね。
宇宙を体感した後に自分や家族などへのお土産として購入してみてはいかがでしょうか。
フードテックとは
突然ですが、皆さんはフードテックという言葉をご存知ですか?
宇宙に興味がある方はご存知かと思いますが、普段生活している中ではフードテックという単語は聞きなじみがないという方も多いのではないでしょうか?
フードテックとは何かを紹介したいと思います。
一言でいえば、Food(食)×Technology(テクノロジー)=Food-Tech(フードテック)という造語です!
フードテックとは、最新のテクノロジーを駆使することにより、新たに食品を開発したり、調理法を作り上げるといった技術を表現した言葉です。
たとえば、フードテックによって、植物性たんぱく質から肉を再現したり、単品で必要な栄養素を摂取できる炭水化物を開発したりすることが可能です。
そのため、フードテックは世界で今まさに深刻な問題として取り上げられている食糧問題を解決する方法としても、非常に注目されています。
どういった企業が注目しているのかというと、「AI (人工知能)× ROBOTICS(ロボット工学) × COOKING(料理)」をテーマに、ロボットアームによる調理を目指すプロジェクトの中間報告の動画で人気を博したソニーが上げられるでしょう。
その内容は、じゃがいもの皮をむいてカットしたり、ワインを注いだりなど、ロボットが料理を行う様子が映し出されています。
フードテックと企業
「フードテック 宇宙」と検索するとSUPACE FOODSPHERE(スペースフードスフィア)に関する記事が多数あります。
何かと思い調べてみると、2019年にJAXAとリアルテックファンド、シグマクシスが始動を発表した「Space Food X」というプログラムを見つけました。これは、宇宙や地球上の食糧生産・供給に関する課題解決とマーケットの早期創出、さらに日本発のプロダクト・サービスのシェア獲得を目的とした産学官の密接な連携を促進するプログラムなのだそうです。
産学官とは、民間企業、教育・研究機関、国・地方公共団体の三者のことです。
その「Space Food X」が活動を拡張していくために「SUPACE FOODSPHEREプログラム」へと進化したのです。
チームは「企画・運営」「食糧生産・資源再生・生態系」「食品加工・自動調理・遠隔化」「食空間・食文化・栄養・QOL」「宇宙/地上実証」「市場創出・事業化促進・モメンタム形成」「クリエイティブ開発」で形成されています。
プランテックスという屋内で野菜を育てる植物工場や、MUSCAという昆虫テクノロジー企業などの興味深い企業や有名大学の教授たちなど、様々な道のプロフェッショナルや企業が宇宙と地球の食の未来のために集結した一般財団法人です。
その中には、宇宙日本食で前回の【宇宙で日本の味を】宇宙ではどんなものが食べられているの?【前編】でも紹介した日清食品ホールディングスやハウス食品株式会社もメンバーとして参画しています。
宇宙と地球の食の未来のために進化した一般財団法人「SUPACE FOODSPHERE」のこれからに注目ですね!
フードテックは課題を解決する糸口となりうるか
「食」の特徴は、市場規模が大きく、動物を含めた全人類がターゲットになるのだとか。
フードテック関連のカンファレンスを開催するシグマクシスは、「食」の市場規模は世界で700兆円を超すと計算しています。
では、宇宙食でも使われているフードテックは地球上ではどのような役割を担うのか。
順を追って見ていきましょう。
(1)人口増による食糧不足
日本では人口減少が問題となっているさなか、世界的に見ると現在は人口増加が激しい時代となっており、それに伴い、将来的な食糧不足が不安視されています。
国連によると、世界の人口は現在では75億5000万人ほどだそうですが、中国とインドの人口を足したほどの数が増え、なんと2055年には100億人を突破すると予測されています。
わずか30年ほどで25億人も増える現状では、食糧生産は全く追いつきません。
そこで、食料不足を解消する方法としてあげられているのがこのフードテックです。
AIが搭載された機械で農場を経営する技術が開発されれば、効率的に農産物を生産できますし、食物生産の新技術や新素材などの開発が、食料問題解決の糸口となるのです。
(2)飢餓問題
飢餓に苦しむ人は現在では8億人以上、実に人口の9人に1人であると国連が発表しています。
しかし、先進国では多くの食糧が廃棄されており、そのアンバランスを解決するため、フードテックの活躍を期待できるというわけです。
(3)菜食主義
健康志向、動物愛護、宗教上の制限など、理由は様々ですが、菜食主義は大きな広がりを見せています。
このテーマでいえば代替ミートがフードテックの役割を担っています。
(4)食の安全
世界中で、異物混入などの問題が定期的に起こっています。
お餅を喉に詰まらせたり、痛んだものを食べてしまったり、といったこともありますが、そういった問題に対応すべく、食品の傷み具合を診断するツールや長期間保存可能な梱包材料など、多くのフードテックが登場しています。
(5)人材不足
農業、漁業、食品製造業、外食業など、食関連の企業は常に人材不足に悩んでいます。
そこで、スマート農業やロボットキッチンなど、省人化、無人化がフードテックのテーマとなっています。
まとめ
今回は食をテーマに2回にわけて特集しました。
食は生物にとって、なくてはならないものです。宇宙に行ってもそれは同じです。
宇宙への移住ができるようになった時、地球を眺めながら美味しい食事をすることができる、そんな未来が近づいてきていますね。
宇宙日本食を食べながらそれに携わる企業の努力を考えてみたり、宇宙やに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
それではまた次回お会いいたしましょう!
【参考文献】
【 フードテックとは? 】 注目企業12事例に学ぶ、テクノロジーで「食」にイノベーションは起こるのか?
フードテックとは?世界的に深刻化する食糧問題を解決する最先端テクノロジー