みなさんこんばんは⭐️

宇宙ビジネスMEDIA編集長の池田 真大(いけだ まさとも)です!

9月13日(水)に開催された宇宙イベントの『SpaceLINK2023』にメディアパートナーとして参加してきましたので、今回は「行きたかったけど予定が合わなかった、、」という方向けに体験レポートをお届けします。

10時から18時までのイベントの全ては流石に書き起こせないので、特にいけだが注目したセッションをメインにレポートさせていただきますので、少しでも雰囲気が伝わって次回の開催はぜひ会場で直に感じて欲しいなと思っています!

9/13(水)に開催される総合宇宙イベント『SpaceLINK』特集!担当者に聞いた見どころも!!

「そもそもどんなイベントだったの?」という方は詳しく書いているので、事前にこの記事を読んでください♪

SpaceLINK2023

今回で2回目の開催とるSpaceLINKですが、いけだは初参加なのでどんなイベントなのかあまり想像せずにいきました。

プログラムを確認するとメインステージのセッションが終わるとサイドステージで10分〜15分の講演が行われる流れになっていました。

展示ブースも朝からたくさんの人たちで賑わっていました。

いけだはステージ近くのテーブルのところでセッションを聞きながらメモを取ったりしていましたが、メインステージが終わればすぐサイドステージが始まり、またメインステージのセッションが始まるので中々に観客泣かせなプログラムだなと感じました!笑
(来場者目線としては、無駄な時間がないのは良かったです♪)

いけだが今回のSpaceLINK2023で注目していたのは、メインステージでのセッション2の『わたし×宇宙のまち』です。

色んな地域で宇宙産業が活発になれば日本の宇宙開発がこれまで以上の速度で発展していくと思いますし、すでに宇宙産業に取り組んでいる自治体をモデルケースにして参入する地域が増えれば、そこに住む人たちの宇宙に接するチャンスも増えていくので盛り上がること間違いなし!と思っています。

登壇者
SPACE COTAN株式会社 大出大輔氏
北海道大樹町での射場建設・運営を手がけ、インターステラテクノロジズ社のロケット打ち上げを成功させ、世界中のロケット打ち上げ企業の誘致も行っている。

SPACE COTANホームページ:https://hokkaidospaceport.com/

串本町長 田嶋勝正氏
和歌山県串本町でスペースワン社が手がける射場があり、公立高校初の宇宙探査コースを設立した高座高校がある。

串本町ホームページ:https://www.town.kushimoto.wakayama.jp/sangyo/rocket/

鳥取県知事 平井伸治氏
星取県としてPRや鳥取砂丘での月面の実証実験施設のルナテラスがあり、チームHAKUTOとの連携協定やamulapo社の月面極地探査Aなど実施されている。

星取県ホームページ:https://hoshitori.com/

茨城県副知事 横山征成氏
産業技術イノベーションセンターやいばらき宇宙ビジネス創造拠点プロジェクトなどJAXAと連携し、地域のものづくりコミュニティと宇宙開発の連携を手がけている。

茨城県ホームページ:https://www.pref.ibaraki.jp/kikaku/kagaku/kokusai/documents/ibarakispace.html

モデレーター
一般社団法人 Space Port Japan 片山俊大氏

ロケットの発射場の運営をメインに宇宙産業に力を入れていたり、地域の特性を活かして宇宙開発を手掛けているようなこれから参入する自治体や企業のモデルケースになりそうな方々の登壇です。ステージでは何故か円卓で登壇者の方々がトークセッションを行っていました。
(いけだはずっと大出さんの背中を見つめておりました笑)実はこの円卓は上から見ると地球?が映し出されているんです🌍
これはめっちゃオシャレなのに特段取り上げられることもなくトークは進みます!笑

今回のポイントは『わたし×宇宙のまち』ということで、実際に宇宙に取り組んでいる地方自治体がメインということです。(SPACE COTAN社は大樹町も出資していますが、自治体ではないので)

これまで、国が主導していた宇宙開発が民間に委ねられるようになってきましたが、民間企業だけではなく国や自治体、大学など全部ひっくるめて宇宙に携わるのが一番の近道なんです!

ずっと宇宙関係を勉強している人たちだけの分野ではなく、発射場に適した立地だからというだけではなく、今あるものを有効活用して、自治体が、企業が、大学が協力していくことで宇宙開発が加速していきます。

今回登壇された方々はそれぞれが違ったアプローチをされていますが、それ以外の方法もいくらでも考えられると思うし、作り出せるはずです!

登壇者からのメッセージ

大出氏
どんどん射場を作って、毎週、毎日打ち上げができるようにして、宇宙へのアクセスや地球での二地点間輸送を実現し、日本を世界の中での宇宙とのハブにしていく未来を目指しています。
北海道大樹町に宇宙のシリコンバレー(産業集積)を実現させていく。
地球上のどの場所へでも1時間で行ける技術があるので、そこに需要が生まれる時代が作られていくのが楽しみです。
実現していくためには沢山の課題がありますが、宇宙には人を惹きつける魅力があるので、『ALL JAPAN』として取り組んでいきたいです!

田嶋氏
年間20回の打ち上げが予定されています。
今は関東から部品を運んで組み立てていますが、20回の打ち上げとなると射場周辺に工場を作っていく必要が出てきたり、打ち上げに伴って観光客が増えてくれるのは嬉しいのですが、それよりも身近に打ち上げを体験していく子どもたちが宇宙への関心を高めていけるような教育を提供していきたいと考えています。
高野山や熊野古道といった文化とも連携できたらな考えています。
串本町から宇宙飛行士を生み出すことが今後の目標です!
7年前から初めて予定地の開発を進める中で、本当にたくさんの方々に協力してもらってきたので必ず成功させていきたいですね!

平井氏
地球外で人類が生活していく時代がそこまできています。
国家主導ではなく、民間のベンチャー企業が頑張る時代になっているので、地方行政としてはそれを力強く応援していく風潮がきている。
企業が一歩一歩進んでいくのを一緒にサポートしていけるようになりたいです。
宇宙にチャレンジすることで他のビジネスに発展することもあるので、検討している方には力を入れていただきたいです。
『ぜひ鳥取県に星を見にきてほしーの⭐️』

横山氏
つくばの産業集積をJAXAと一緒にどうやって連携させていくかが課題だと思っています。
宇宙企業が実証実験をしたい場合に、各所にある設備を連携させて使えるようにしていきたいですね。
いばらきとしての宇宙活動の認知を広げていきたくて、スペースバルーンとコラボして、よく間違われてしまうので”イバラギ”の濁点を宇宙に放逐してもらったりもしたことがあります!笑笑
茨城県も海に面しているので、地理的優位性もあるので、まだまだ宇宙産業としてやれることがあるので、皆さんと一緒にやっていきたいです!

ブースや他のセッションも盛り沢山

セッションの他にも13のブースに17の企業や団体が出展していて、セッションの合間にも沢山の人で賑わっていました。株式会社パスコのブース登壇者でありメディアパートナーでもあるVtuberの宇推くりあさん🚀
「わたし×宇宙エンタメ」も盛り上がってました✨北海道スペースポート(HOSPO)として、セッション終わった大出さんがすぐにブースで対応していました!
大出さんは相変わらずフットワークが軽い♪SpaceLINK2023主催者の株式会社DigitalBlastのブースでは月面での植物栽培を軸とした生態循環維持システム構築に向けたプロジェクト「NOAH」の紹介をされていました!株式会社SPACE NTKのブースでは宇宙SOH(葬・想)の紹介をしていました。スペース・バルーン株式会社は社名の通り、気球での有人宇宙飛行を目指している会社です✨株式会社ワープスペースではアクティブすぎる國井さんが素敵な笑顔で対応中でした♪最近注目している株式会社ElevationSpaceのブース!株式会社ダイモンでは月面探査車のYAOKIが紹介されていました!
色んなメディアで取り上げられているので、知っている人も多いでしょうがタカラトミーのSORA-QとダイモンのYAOKIは益々注目が集まりそうですね✨一般社団法人 ABLabのブースでは代表の伊藤さんと、仲良しのサワさんがT+のキャップを被って対応していました!シリコンを用いた微小光装置の研究を行っている大阪公立大学 シリコンフォトニクス研究室のブースには多くの学生が対応に追われていました!最後のセッションの『わたし×宇宙エンタメ』も盛り上がっていました!

宇宙を題材にしたエンタメ作品は数多くあり、私たちが宇宙に触れるのに最も身近な存在になるのではないでしょうか。

これからは、宇宙そのものがエンタメのフィールドとして広がっていく時代になります!
不思議で、未知なる存在で、好奇心を掻き立てる存在から、宇宙を活用していく時代に突入しています。
エンタメを通して、宇宙に触れて、実施の宇宙に足を踏み入れる機会になったのではと感じるセッションでした♪

あとがき

いかがでしたか?

正直に言いますと、会場に来ていないと実際の盛り上がり方は伝わらないとは思っています!

第2回目の開催となるSpaceLINK2023のまとめは

・当日の来場者数が昨年の3倍近くに及んだ
・トークセッションは準備した席がすべて満席になり、立ち見の方も多くいらっしゃった
・トークセッションでは宇宙とさまざまな業界とのつながりを感じることができ、宇宙を介した他の産業の発展や視野の広がりを感じることのできるイベントになった
・出展者から当日聞いた話では、「こんなにブースに来場者が来てくれるイベントは今までなかった」とのコメントあり

これだけでも盛り上がったんだろうな〜と想像はできると思っています!
無料のイベントでこのクオリティは凄いですよ!!
オープニングからステージ横の丸テーブルで記事を書きながら立ち見をしていましたが、椅子がどんどん追加されていたので、運営側の想定を大きく上回る来場者になったんだろうと当日から実感していました。

おそらく、来年も開催してくれるはずなので、今回参加できなかった人はSpaceLINK2024を今から楽しみにしていてください✨

その時には色んな実証実験が成功していたり、宇宙開発がかなり進んでいるはずなのでより楽しめる内容にパワーアップすること間違いなしです!!