みなさんこんにちは🚀

宇宙ビジネスMEDIA編集長の池田 真大(いけだ まさとも)です!

6月1日に行われた『いばらきスペースサポートセンター開所イベント』に参加してきました!

今回のイベントで何気に初めてつくばを訪れたいけだは会場に行く前に少し寄り道!

JAXAをほんの少しだけ覗いてきました✨

そしてお目当てのいばらきスペースサポートセンターへ向かって歩きます。

この、つくば研究支援センターの中に、『いばらきスペースサポートセンター』が開設されるのです!

茨城県としての宇宙ビジネス発信、創出の拠点としてのいばらきスペースサポートセンターのスタートイベントです!

参加レポート

【当日のプログラム】

13:30
開会  茨城県挨拶

13:35〜13:45
いばらきスペースサポートセンター及び専任コーディネーター紹介

13:45〜14:05
【講演】
国立研究法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
宇宙探査イノベーションハブ
ハブ長 舟木 一幸氏
「宇宙探査イノベーションハブについて」

14:05〜14:55
【講演】
株式会社アストロスケール
上級副社長 伊藤 美樹氏
「持続可能な宇宙環境の実現を目指して」

14:55〜15:45
【講演】
セーレン株式会社
研究開発センター 人工衛星グループ
グループ長 中村 博一氏
「ものづくり企業の宇宙ビジネスへの参入について」

15:45〜16:15
意見交換(ネットワーキング)
閉会


平成30年より「いばらき宇宙ビジネス創造拠点プロジェクト」として宇宙ベンチャーの創出・誘致や茨城県内企業の宇宙ビジネスの新規参入を支援しており、更なる支援体制の強化のため『いばらきスペースサポートセンター』が開所されることとなりました。

いけだが感じたポイントは2点。

・サポートセンターには専任のコーディネーターが2名常駐支援する
(宇宙業界に強い方1名、産業界に強い方1名)

・大企業だけではなく、中小企業やベンチャー企業、さらには学生も支援していく

今回のイベントに参加して、特にみなさんに知ってほしいなと感じたものは、茨城県の宇宙ビジネスの取り組みと、セーレン株式会社の宇宙ビジネスの取り組みです。

知らないともったいないと感じた情報が盛り沢山だったので、まずは茨城県の取り組みを紹介します。

いばらき宇宙ビジネス創造拠点プロジェクト

宇宙ビジネスにおいて茨城県が目指すこと

JAXAヤ産総研をはじめとする最先端の研究機関の集積、高度なものづくり企業群の立地、都心や海外にアクセスしやすい本県のビジネス環境を最大限に活かし、
日本の宇宙産業をリードする一大拠点を形成本県の新たなる成長産業へ

●企業や企業家が宇宙ビジネスを展開する際に選ばれる県へ●

【経緯】

●2018年2月 ・「G1サミット」において、知事が宇宙ビジネスのセッションに参加
Ispace袴田氏、ALE岡島氏の講演を聞き、宇宙ビジネスの成長可能性を確信
→その日のうちに、プロジェクト立上げに向けて指示

●2018年8月 ・山川JAXA理事長とプロジェクト発表
全国初、機運醸造から事業展開まで切れ目なく取り組む
「いばらきうちゅビジネス創造拠点プロジェクト」を立ち上げる

●2018年9月 ・補正予算によるプロジェクト始動
(①「場」づくり、②宇宙ビジネス参入への財政支援、
③小型試験施設整備、④プラットフォーム設置)

●2019年4月 ・いばらき宇宙ビジネス創造コンソーシアムの発足(提供:茨城県 特区・宇宙プロジェクト推進室 )(提供:茨城県 特区・宇宙プロジェクト推進室 )

特に注目して欲しいのこスライドです。

企業に向けた事業化支援で補助が出るということ。

知っていればお得な情報ですが、こういった明確な補助があることを理由に拠点の選定など行うこともありますし、さらにこれからチャレンジするならば大歓迎な補助になるはずです!(提供:茨城県 特区・宇宙プロジェクト推進室 )

実際に利用、活用を検討されている方にはこのスライドが一番必要だと思います!

茨城県で宇宙ビジネスをする上では、まずは何でも相談することで前に進むための支援をしてくれるはずです。

ホームページ:https://www.jspacesystems.or.jp/ibaraki-space-support-center/


セーレン株式会社「ものづくり企業の宇宙ビジネスへの参入について」

(セーレン株式会社ホームページより)

セーレン株式会社は創業134年にもなる福井県の総合繊維メーカーです。

老舗の総合繊維メーカーとして、大胆な事業転換や企業としてのノウハウや技術力を活かした新規アプローチを行なっており、話を聞くと老舗メーカーというよりもベンチャー企業だと思うほどのアグレッシブさと、先進性を感じました。

そんな、総合繊維メーカーであるセーレン社が宇宙ビジネスに参入するきっかけとなったので、福井県における宇宙事業である県民衛星の「すいせん」でした。

そこから、「すいせん」をアイコンとして、人材育成から研究開発、産業創出をスタートしていきました。

すでに、人工衛星のアンテナ部分の量産化として協業をスタートしていたり、cubesatの量産化を目指していたりと、総合繊維メーカーの本格的な宇宙ビジネスへの参入が着々と進んでいます。

これまで、大手メーカーと呼ばれる、機械工業関連や製造関連の企業、宇宙スタートアップの企業が多かった宇宙ビジネスの場に、繊維メーカーが参入することで、「もしかしたら自分たちにもチャンスが、、、」と考えてくれるか企業が増えると思います。

セーレン社の参入方法以外にも多くの手法があると思いますので、ぜひ宇宙ビジネスに飛び込んでみてください!

宇宙ビジネスMEDIAとしては改めて個別取材を申し込もうと思っています♪

あとがき

今回は、会場参加が60名の定員でたくさんの企業が参加されていました。

質疑応答でも、宇宙産業以外の企業の方々も多くいらっしゃって、期待値の高さが伺えました。

日本各地で、このように宇宙ビジネスを盛り上げる取り組みがどんどん広がっていけば、もっと楽しいことが起きると思っているので、いばらきスペースサポートセンターのこれからにも注目していきたいと思います!

ネットワーキングで、いばらきを拠点にしているスタートアップ企業の方もいたので、個別取材で色々と聞いていきますので、みなさんお楽しみに✨