みなさんこんにちは!
宇宙ビジネスMEDIA編集長の池田 真大(いけだ まさとも)です。
先日もリリースを掲載しましたOKI(沖電気工業)から新たにプレスリリースが届いたので掲載します。
モノづくりとしての宇宙を小学生向けに体験してもらったという内容ですが、宇宙を夢のある場所や遠い場所のように特別な存在にしてしまうのはもったいない時代になっています。
だからこそ、今回のOKIサーキットテクノロジーの小学生向けのイベントはとても重要なきっかけになると思っています。
宇宙という1つのフィールドという考え方が当たり前になれば視野が一気に広がると思っているので他にもたくさんの小学生も体験できるといいなと感じました。
リリース
(提供:沖電気工業株式会社)
OKIグループのプリント配線板(以下PCB)事業会社OKIサーキットテクノロジー(社長:鈴木正也、本社:山形県鶴岡市、以下OTC)は、10月25日、鶴岡市立鼠ヶ関小学校5年生の児童10名を対象に「小学生向けモノづくり体験会」を初めて開催しました。
これは学校側から依頼を受けて実現したもので、製造現場の見学を通じて、モノづくりに対する興味を高めてもらうことを目的としています。
また、OTCでは宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプリント配線板認定7種全てを保有しており、製品を通じて宇宙にも関心を持ってもらうことも目指しました。
(提供:沖電気工業株式会社)
当日参加した子どもたちは、PCBの使用場所をクイズ形式で学び、PCBが電気製品にとって絶対に欠かせない重要な役割を担っていることを理解しました。
そして、鶴岡市の地元企業であるOTCが製造した商品が社会インフラやH3ロケットなど高い品質が求められる重要な場所で活躍していることに興味を示しました。
また、実際にPCBが製造されている工場に移動して、多くの社員が作業している生産ラインを見学しました。
最後は、「シルク印刷作業」と呼ばれる基板の表面に文字などを印刷する工程を実際に体感し、子どもたちの名前が印刷されたPCBを自ら製造しました。
見学後は、実際に子どもたちが製造したPCBを加工し、キーホルダーにしたものをプレゼントしました。
質疑応答では「働いていて楽しいことは何ですか」「作っていて大変なことは何ですか」など、さまざまな質問が飛び交い、モノづくりへの関心の高さがうかがえました。
また、普段の教室では学ぶことができない仕事現場に大きな刺激を受けている様子でした。
OTCでは、「鶴岡から宇宙へ」を合言葉に今後も将来を担う子どもたちに向けてモノづくりや宇宙分野への楽しさを伝えるイベントを継続していきます。
あとがき
宇宙ビジネスに携わっていると「宇宙やってるなんて凄いね」や「夢があるね」という感想がよく聞かれます。
その理由はやっぱり”遠くて自分には関係のない分野”という認識が強いからだと思っています。
現に、宇宙ビジネスに携わる前のいけだは同じように思っていました。
”宇宙は専門に学んできた一部の科学者が研究している分野”と思っていたので、気持ちは理解できますが、そのテンションで子どもたちに接するのはとても勿体無いことだと今は思っています。
小学生から宇宙産業を『仕事』として捉えるきっかけを提供したOKIサーキットテクノロジー社のように多くの宇宙企業が子ども向けのイベントを開催し、夢や憧れとしての宇宙から仕事としての宇宙に触れるきっかけがたくさん増えて欲しいです。