みなさんこんばんは⭐️ 宇宙ビジネスMEDIA編集長の池田 真大(いけだ まさとも)です!

今回は、『株式会社うちゅう』が運営する『うちゅう教室 柏の葉校』に取材をさせて頂いたので、そのレポートをお届けしようと思います!

この段階で何となく「宇宙に関する会社が宇宙教育をしているのかな?」と先読みしている方もいるかとは思いますが、ズバリ正解ではあります!

ただ、実際に授業風景を取材させて頂いてイメージとは違った部分が沢山あったので、そのリアルをみなさんにも共感して頂きたいと思っています。

今回、取材にご協力頂いた生徒の皆さん、保護者の皆さん、先生の皆さん本当にありがとうございました!

株式会社うちゅうについて

まずはうちゅう教室を運営されている株式会社うちゅうについての紹介です!

東京都墨田区にある、『うちゅう型人材を増やす』ことを目的とした企業です。

うちゅう型人材とは、「新天地で活躍できる人材」のこと。

新天地が示す場所は様々ですが、私たちが考える新天地とは、「宇宙」のことです。

私たちは、そんな新天地=宇宙で活躍できる人材を増やすためには何が必要かを研究し、宇宙に関する知識+不安定な状況でも判断・検討できる能力+行動力が必要だと考えました。

また、それに加えて適応力・コミュニケーション能力などの力も含め、それらの能力を持つ人を「うちゅう型人材」と呼んでいます。

(株式会社うちゅうHP抜粋)

八島代表へのインタビューでも伺っていますが、『宇宙産業、宇宙市場を拡大させるために人材育成をする』ことを掲げている会社です。

法人に対しては、宇宙分野での教育旅行(修学旅行)やプロモーションイベント、自治体と協力したイベント、ワークショップの開催など行っています。

こちらも私として興味津々に八島代表にインタビューさせてもらっています(笑)

そして、今回取材させてもらった個人向けの事業としての『うちゅう教室』!

小学生向けの宇宙に関してのスクールで、湘南校、梅田校、今回取材させてもらった柏の葉校の3教室があります。

「うちゅう教室の授業の特色」

うちゅう教室では子どもたちの「もっと知りたい」という知的好奇心や、「とりあえずやってみる」という体験を大事にしています。「宇宙はどのようにしてできたのか?」、「星はなぜ光っているのか?」といった宇宙のフシギから、「宇宙飛行士になるために必要なスキルとは?」、「宇宙の家に必要なことはなにか?」のような宇宙での生活まで幅広く取り扱い,世の中の「不思議」や「面白さ」を子どもたちに伝えています。ただ座って話を聞くだけではなく、体験を重視した課題解決型の授業で、子どもたちが試行錯誤しながら自分の力を伸ばしていきます。

(株式会社うちゅうHP抜粋)

今回取材させてもらって『確かに特色通りだな〜』と思いました!

八島代表にインタビューさせてもらった時に、「宇宙に対して華々しい夢を描く人も多いと思いますが、ウチの教室に入れば『楽しいよ』とは言いません。『大学などでしっかりと宇宙について学んできた人たちの元で宇宙のことを知ることができます』と伝えています。」とおっしゃっていたのですが、結果的に参加している生徒の皆さんは私から見たらとても楽しそうに知識習得をしていました。

株式会社うちゅうについては、八島代表のインタビューで取り上げたいことも沢山あるので後日改めて掲載予定ですのでお楽しみに♪

うちゅう教室 柏の葉校

それでは実際に取材させてもらったT-KIDSシェアスクール 柏の葉内にある『うちゅう教室 柏の葉校』について紹介していきます!

住所:千葉県柏市若柴227-1 柏の葉T-SITE 2F

予約サイト:https://tkids.tsite.jp/

T-KIDSシェアスクール 柏の葉には、21種類のクラスがあり、そのなかの一つに今回取材させてもらった『うちゅう教室』があります。

【基本情報】

対象年齢

小学1〜3年生(きぼうコース)

小学4〜6年生(アポロコース)

開催曜日

毎月第1、第3土曜日

時間

①14:30〜16:00

②16:30〜18:00

定員

各12名

受講料(税込)

5,500円/月

教材費 2,200円/月

体験受講料 550円

体験教材費 1,100円

持ち物・服装

筆記用具・手提げ袋

今回は小学生低学年を対象にしたきぼうコース、高学年を対象にしたアポロコースの両方とも取材させて頂きましたが、どちらもまとめて掲載だとボリュームが大きくなってしまうので、今回はきぼうコースにフォーカスします!

もちろん、アポロコースも後日掲載させて頂きます!

きぼうコース〜はやぶさ編〜

私が取材させて頂いたのが12月5日(土)でちょうど『はやぶさ2』が帰ってくる前日ということで、前回からの引き続きの内容で『はやぶさ2』についての授業でした。

参加しているのは小学1〜3年生の10名で、長机を2つ1セットで3チーム作っての授業でした。

まずは復習も兼ねての『はやぶさ王クイズ大会』の開催です!!

はっきり言って、大人でも難しいです。

宇宙にアンテナ張っていない人には解けないレベルのクイズで、私は正直驚きました!

実際のクイズの問題をあげてみましょう。

Q,はやぶさ2はどうしてリュウグウへ行ったのか?

Q,地球の力を使って進む方向やスピードを変える技術は?

みなさん分かりますか??

このレベルのクイズが6問ですよ!

しかも3チームともに全問正解でした!

さすが『うちゅう教室』に通っている生徒たちだな〜と感心してしまいました(笑)

ただ、このクイズも淡々と行うわけではなく、ハラハラこと上原先生が子供たちに投げかけながら考えさせて、チームで答えをまとめてもらったり、ホワイトボードに映し出されるプロジェクターの内容も大人が受けても『楽しくなる』ような作りになっているので、生徒の子供たちも飽きている様子はなく、クイズに引き込まれていました!

クイズのあとはちょっとした座学があります。

時間にして10分程度なのですが、今回の『はやぶさ2』についての動画も交えての内容です。

みなさんははやぶさ2が持ち帰ってきたリュウグウの『砂』はどうやって採取してきたか分かりますか?

答えは『タッチダウン』です。

タッチダウンとはリュウグウにはやぶさ2が接地する採取方法です。

あくまで、接地であって着陸ではないので、タッチダウンの時間は1秒にも満たないです。

ただ、このタッチダウンもリュウグウのどこにでも出来るという訳ではなく、かなり条件が絞られています。

さらに、限られた場所にタッチダウンするために反射材で覆われた『ターゲットマーカー』と呼ばれる球体を投下して、ターゲットマーカーが反射する光を目標にはやぶさ2はリュウグウにタッチダウンするのです。

(提供:JAXA)

そこで、疑問が出てきませんか?

ターゲットマーカーを投げて目標位置にピッタリと落とすことが出来るのか?

地球上で考えても、テニスボールを2mの高さから落とすだけでもバウンドしてしまって目標位置にピタッと落とすことは出来ません。

では、このターゲットマーカーはどのようにしてバウンドさせずに落とすことが出来たのでしょうか?

ちなみに、これも授業中のクイズで出ていました!!

みなさん答えわかりますか?

4択です。

A,パラシュートをつける

B,超重量にする

C,中身をお手玉状にする

D,運を天に任せる!

4択になると絞れてくるかとは思います。

正解は『C』です。

ちなみに生徒の3チーム共に正解でした!

ターゲットマーカー実験

知識的に、ターゲットマーカーの仕組みが理解できたところで、いざ実験です!

全員にガチャポンのカプセルが配られます。

他には消臭ビーズとビニールテープ、ハサミと他にも思いつくものがあれば先生に頼んで道具の追加はアリ。

最終的には、150cmの高さから落としてバウンドが10cm以下を目指します!

みんな思い思いにビーズを詰めて落としてみます。

一回で成功する訳ではないので、中身の量を調整しながら何回も何回も落としてみて、納得のいく落ち方を試行錯誤していきます。

当然、落下の衝撃で蓋が外れることもしばしば(汗)

教室がビーズだらけになるので、先生たちはほうきとちりとりが手離せない状況に。

テープの巻き方や中身の量だけでも様々。

全体をぐるぐる巻きにしている生徒も!

みんな楽しそうに真剣に工作実験に取り組んでいました。

最終的には、メジャーの前で落としてピタッと止まるかチェックです!

みんなそれぞれピタッと止まっていて「凄いな!」と思いました!

実験が終わったら最後にはやぶさのおさらいを。

私自身がはやぶさについてあまり詳しくなかったので、普通に楽しく学べる内容でした!

初代はやぶさにはあんなドラマがあったなんて!!

実験が盛り上がりすぎてしまったので、最後は駆け足気味にラストスパートでしたが、次のクラスが控えているのと、保護者の方々がお迎えに来ているのでそこは仕方ないですね。

実験で作ったターゲットマーカーはみんな持ち帰ってお家でご家族に披露するそうです♪

きぼうコースのふりかえり

きぼうコースの取材をして感じたことは『みんなが楽しそう』です。

生徒も先生も楽しそうにしている印象が強かったのと、先生が怒らないのが印象的でした。

イタズラしたりしている生徒も見られたのですが、怒らず諭す感じでした。

子供心に『怒られる』という事は怖い事だと思うので、怒らないことでのびのびと学べる環境があるのかもと個人的には感じました。

あとは、生徒の知識量にびっくりしました。

クイズの他にも先生が投げかける問題にすぐ答えてしまうので、『好きなことを学んでいる』のが伝わってきました。

子供向けのスクールは学習塾のイメージで、先生が前で説明していのをカリカリ書き取るような先入観があったのですが、まるっきり違いました。

先生はみんなから『ハラハラ♪』と呼ばれていて距離が近いですし、内容は難しいはずなのですが、子供でも楽しめるようなアニメーション満載のスライドと、テンションの高いハラハラ♪

実験での工作・実習で試行錯誤と発想力、想像力が養われるような内容でした。

ハッキリ言って大人が参加しても楽しめる内容です!

まとめと紹介

子供向けの宇宙教育でしたが、内容は大人が受けても満足できるレベルなので、これからの宇宙時代の人材育成という視点で見ると成果が得られるのではと感じさせられました。

他の宇宙業界に携わっている方も、『大学から学ぶのでは遅すぎる!もっと小学校や中学校からやるべき!』との意見もあったので、このうちゅう教室からゆくゆくは宇宙飛行士や宇宙産業を牽引する人材が育っていくのが楽しみになりました♪

うちゅう教室に興味が湧いた方は一度見学することをオススメします!

取材当日もアポロコースでしたが、2組の体験受講の生徒さんがいました。

ここから詳細が見れます! うちゅう教室 柏の葉校

柏の葉が少し遠いな〜という方!湘南と梅田にもうちゅう教室はあります!

詳しくは株式会社うちゅうのHPをチェック!

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