みなさんこんばんは⭐️

宇宙ビジネスMEDIA編集長の池田 真大(いけだ まさとも)です!

「AI × 宇宙で世界をひもとく」をテーマに掲げる株式会社スペースシフトが株式会社リクルート協賛の衛星データを使ったAI開発のコンペを開催するリリースが届きました!

応募提出期限は2023年1月30日!

今日から応募の受付が開始されたので、約2ヶ月間ありますがAI開発も含まれているので、誰でも簡単にという訳にはいかないかもしれませんが、その分時間の余裕があるので、気になる方はこの記事を読んでチャレンジしちゃってください!

■衛星データ利活用の時代に向け、人材育成や産業拡大を目的とした企画をスペースシフトが開始

スペースシフトは、地球観測衛星のうち、特に合成開口レーダー(SAR)衛星から得られるデータを、AIによって自動解析する技術を開発しています。

SAR衛星は光学衛星と異なり、衛星から発するマイクロ波の反射により地表を見るため、独特なノイズがある画像になり、地表の様子を判読するためには特殊な知識を必要とします。

一方、太陽の光を必要としないため、雲で被われていても地表の様子を見ることができ、夜でも観測可能であるなど利点も多く、今後の衛星データ利用の拡大においては重要な存在です。

専門家でも判読が難しいとされるSAR衛星のデータを、スペースシフトが開発するAIによって解析することで、これまで人の目では認知できなかった地球の様子を捉えることが可能になります。

そしてスペースシフトでは、今後より一層拡大していく衛星データ利活用の時代に向け、人材の育成や産業の拡大を目的とした様々な企画を行っていくことになりました。

その第1弾として、リクルート協賛のもと、SAR衛星のデータを用いたAIの開発とそれを利用した事業提案コンペを開催します。

(提供:株式会社スペースシフト)

リクルートでも、地方創生を目的とした農業支援活動に取り組んでおり、また既存のサービスをより便利なものにしていくために様々なデータの利活用を進めています。

こういった背景も踏まえ、今回はリクルートの協賛を頂き、農作物の育成状況を人工衛星データを使って推定するAIの開発コンペを開催することになりました。

【コンペティションの概要】

■テーマ

キャベツ畑のSAR衛星データから、植物の植生指数であるNDVIを推論してみよう

■賞金

最優秀賞:20万円 
リクルート賞:10万円 
スペースシフト賞:10万円 
特別審査員賞:10万円 

特別審査員:恩田 靖 様(JAXA)※2

■スケジュール

・応募開始 2022年11月28日 
・提出締め切り 2023年 1月30日 
・最終審査進出者発表 2023年 2月08日 
・最優審査会、最優秀決定 2023年 2月28日

■開催発表会をYouTubeにて配信

本コンペティションの詳細説明を含む開催発表会はスペースシフトのYouTubeにて配信され、どなたでもご視聴が可能です。 

・配信URL: https://www.youtube.com/watch?v=_AyB9MH-6Vs

・登壇者: ・宇宙飛行士 山崎 直子 様 (開催に向けたビデオメッセージ) 
・株式会社リクルート プロダクト開発統括室 データ推進室 データプロダクトユニット ユニット長 竹迫 良範 様 
・株式会社スペースシフト 代表取締役 金本 成生 氏

■お申し込み方法

本コンペティションは勉強会支援サイトConnpassにてアカウントを登録後、イベントページより参加登録を行ってください。 
・イベントページ:https://connpass.com/event/264630/

※1:合成開口レーダー(SAR: Synthetic Aperture Radar)衛星 衛星自ら地上の対象物に対して電波を照射し、対象物からの反射情報から地表面を観測します。モノクロ画像であるため視認性は低いものの、曇天時や夜間でも観測可能であり、対象物の構造や材質等を特定できるという特徴があります。

※2:恩田靖 (おんだ・やすし) 様 JAXA 新事業促進部 J-SPARC プロデューサー / 慶應義塾大学 非常勤講師 / 株式会社cocotrek共同創業者 今年出版された、注目の衛星データビジネス解説書、「いちばんやさしい衛星データビジネスの教本」著者

■スペースシフトについて

2009年12月設立。「AI×宇宙で世界をひもとく」をテーマに、地球観測衛星から得られたデータをAIを用いて解析することで、人間を超える認識能力で多くの情報を引き出すためのソフトウェアの開発を行っています。
インフラ管理、防災・減災、農業モニタリング、環境保全など、様々な分野に衛星データを活用することで、持続可能な社会の実現を目指しています。

あとがき

人工衛星のデータ活用が宇宙ビジネスの発展の鍵になっていると思うので、いけだも注目しています!

今後、もっと人工衛星のデータが活用されていく中で、AIによる自動分析は必ず求められてくるテクノロジーなので、今からチャレンジして先駆者の仲間入りを目指して欲しいなと思っています。

「自分には難しいや」と諦めるのではなく、まずはトライです!

それでも苦しむ場合は、仲間を募ってチームとしてチャレンジしてみてはどうでしょうか。

参加資格に”個人”という記載はありません。

衛星データに詳しい人もいれば、プログラミングに詳しい人もいると思います。

宇宙が好き!って情熱だけでトライできる人もいれば、誘われて自分にも火がついちゃう人もいます。

これからのどんどん加速していく分野なので、この冬は恐れずに飛び込んでみてはいかがでしょうか。

(いけだもチャレンジしてみようかなと思っていたり!笑)